第2537回

盛和塾静岡塾長例会

前回の塾長例会は3月でした。久しぶりで、稲盛和夫塾長の生の声に飢えている経営者が全国から600人集まっています。15時30分からの受付ですが、定時にはいるともう後ろの方の席です。

多くの塾生は塾長のオーラがあるからと、塾長に近い席を狙っています。受付まで並んでいるのです。それが昨今の盛和塾、塾長例会の常態となっています。

私は昨年秋のニューヨーク市民フォーラム以来、塾長例会にはその全てに参加しています。今月18日開催の、神戸塾長例会だけやむなく欠席です。

お陰様で顔見知りも随分増えました。こうなると帰属意識が一層高まり、また行かなくては「みんなが私を待っている」と勝手な妄想を膨らますのですが。

ところで本日の経営問答は、地元静岡塾の本田圭氏と横浜塾の半澤勝広氏です。本田様は相続事業承継を受けた側の悩み、半澤様はM&Aでした。

私は入塾からの時間が短いことも、またそもそも浅学非才なことも手伝い、彼らの問いかけに稲盛和夫塾長がどのようなご意見を言われるか、まったく予想が付きません。今回のこの2つの悩みは、自分の立場に置き換えてみても、自分の悩みとして捉えてみても、身に詰まされる切実な話しです。

そして塾長の明確な回答と、それを引き出す連立方程式を聞くと、今更ながら稲盛和夫塾長の偉大な存在を感じます。

また塾長は、時間の超過を詫びながら前日までの中国出張で中国一番と言われている清華大学と二番北京大学での自らの話しから、中国が変わっている風を感じたと言って、そのほんの一端を紹介されました。

稲盛和夫塾長の話しは、先のニューヨークやシリコンバレーでも、また日本のどこの塾長例会でお話しされることも、特別変わるところはありません。毎回同じことをお話になります。その普遍性に私など凡人は出来ないことに絶望感と、同時に神に近い人間の神髄を見るのです。

清華大学では「不況対策」を、そして北京大学では「なぜ経営に哲学が必要なのか」というテーマでお話をされたそうですが、それの評価が自らがこれまで中国に抱いていた「評価」、つまり中国人はアメリカ式経営工学を最優先に考え、日本や本来の中国が内在していた「人間的経営」を軽んじている傾向にあるのではないかという考え方に違和感をお感じになったそうです。

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