明治大学校友会香川支部公開講演会





私は記憶にないのですが、今日の開催で3度目になるそうです。広く大学を知って貰う意味を込めて、公開講演会を全国各地で開催しています。今日は校友会総会と併せて、「日中間信頼関係の構築と進展」と題した、「かく燕書(かくえんしょう)明治大学経営学部教授」のお話でした。
私は大変楽しみにしていました。かく先生は日本へ来られ東京大学で勉強をされて、のちに明治大学で教鞭を執っています。(1)国民感情の好転(2)日中経済の相互依存(3)日系企業の人材育成でお話をされましたが、先生のご専門は(3)です。
しかし私は(1)が最大の関心事項でした。先生のレジュメから拾ってみます。
○中国側で今の日中関係が「良い」と答えた人は54.3%で、前回の24.9%から2倍以上に増えた。
○日本側は「良い」と答えた人は13%で、逆に「悪い」と答えた人が46.1%に達している。
○今後の日中関係について、中国側は「良くなる」が81%と肯定的な意見が多い
○日本側は「変わらない」(35%)が「良くなる」(32.2%)を上回った。
○中国では一般市民の75.3%、大学生の76.3%が「過去1年間で中日関係は改善された」と感じている
○それに対し、日本の一般市民は10.3%が「改善された」と答え、昨年の18.8%から5ポイント下降。
これらは先生の講演原稿からファイルデーターをそのままコピーしているから、数字も間違ってはいません。ではこのような国民感情変化の原因は何なのか。
○若者の反日行動→友好感情へ
• 原因分析
両国首脳の相互訪問
日中関係のビジョンの提出
日本の「門戸開放」と人的交流
大地震の救援隊の派遣と感動
日系企業経営者の現地での実践(後述)
最後が先生の得意分野ですが、私は原因分析の4番目の「救援活動」に目が行きました。
日本緊急援助隊医療チーム、成都での援助活動を展開 (中国若者の反応)
李俊澎 at 2008-05-24 18:42:13
僕は中国人です。日本人、どうもありがとう! 賛成(273) 反対(4)
栾强 at 2008-05-22 21:53:33
日本朋友,你们辛苦了! 賛成(272) 反対(3)
これは昨年四川省での大地震に対して、日本の救援隊が救助活動へ行った。その報道に対しての中国人若者のネットへの書き込みだそうです。そして次のような文章もあったそうです。
• 「相手を恨むのは毒薬である。歴史を忘却するのは裏切りである。中日関係は恨みが続いている状態から抜け出す必要がある。理知的に中日関係を観察するには、歴史を忘れないことを前提に民族和解をしなければならない。今は、もしかしたら民族和解の日を迎える時かもしれない。われわれが歴史を忘れてはならないことは、決して今の日本人を恨むべきことを意味していない」
• この男性は中国湖南省の30代の男性です。彼はおじいさんから日本軍のことを聞いて、もともと日本が大嫌いでしたが、今回、日本緊急援助隊の「どんなに苦労しても中国に役に立ちたい」語るシーンを見て、大声で泣いてしまったといいます。「日本への憎しみは今回尊敬に変わった」と言ったそうです。その気持ちを日本人に伝えたかったため、わざわざ日本大使館に電話をかけてきたのです。
国民感情好転の意義
• 共同で金融危機の克服
• 緊密連携による危機の対応
• 経済・貿易関係の深化
• ビジネスチャンスの拡大
• ともに発展・Win—Win関係へ
この後に素晴らしい日本人経営者とその企業の紹介がありました。感動しました。