生命保険商品の動向と見直しのポイント

日本FP協会香川支部主催の標題セミナーが、いつもの高松テルサで開講されました。講師は、愛媛支部所属のCFP星加修氏でした。生命保険に特化した、独立系ファイナンシャルプランナーです。現在6つの保険会社と代理店契約をして、顧客のニーズとウォンツに最適の生命保険設計をしています。
生命保険で最近の話題は、今月3日の金融庁の業務改善命令でした。国内8社外資2社の生保会社が、保険金不払いがあったとして業務改善命令を受けたのです。
この場合の不払いは、隠した誤魔化したというものではなくて、直接請求がなかったとか、本則通り支払は終わりましたが、よく見ると特約が付いていて、それも払うべき保険金だという認定の類です。それはその通りで、故意過失に関係なく、きちんと払って貰いたいものです。でも最近の偽装とは違っていて、何かほっとするものがありました。
生命保険に関する最近の動きとして、①先ほどの不払い問題②死亡保険の保険料の改定③逓増定期保険の保険料経理処理見直し④医療・がん保険の保険料改定⑤かんぽ生命発足⑥銀行窓販解禁が紹介されていました。
一つは平均余命が伸びたための改訂です。この中でも、銀行窓販解禁が、これまでの生命保険販売システムに破壊的変化をもたらせています。もう一つは、生命保険を駆使した究極の節税の封じ手です。
私も25年少し前に、損害代理店募集人資格を取得して、損保商品を売っていました。その後10年後には生命保険の販売資格を取得しましたが、ファイナンシャルプランナーの勉強をするうちに、片手間で1社の代理店となって生命保険を販売することに罪悪感を覚え、積極的営業をしないまま春前に廃業をしました。
この星加氏のように、複数の商品を比較検討してニーズにぴったりの商品設計をしないと、期待には応えられないし、ましてや感動の提供など出来るものではありません。
最後にこれだけは必ず、契約前に伝えていますという説明ですが、「責任開始の日からその日を含めて2年以内の被保険者の自殺は保険金が支払われないのですよ」と笑いながら強調していると話す星加修氏のやさしさが嬉しかったセミナーでした。