国交省四国新幹線の調査中止
大阪と九州大分を結ぶ四国新幹線の建設に向けて、国交省が地質調査費として08年度予算に計上していた1億円の支出を取りやめたことがわかりました。新聞報道です。
四国新幹線は、大阪市から徳島、高松、松山市付近を経て大分市を結ぶ全長約480㎞の路線で、1973年に基本計画が決定されたというから何と35年前からの計画です。
備讃瀬戸大橋(岡山県児島と香川県坂出を結ぶ)の完成が20年前、着工から10年で完成でしたから、瀬戸大橋の着工見通しがついて、すぐにこの計画が立てられたのでしょうか。
四国への新幹線計画といえば、大阪から山陽新幹線で岡山へ入り、瀬戸大橋を経由して高松へと言う構想は、まことしやかに言われていて、現に瀬戸大橋も在来の路線の外に、新幹線用の路線部分を確保しています。
話を戻しますが、大阪市と兵庫県淡路島、松山市と大分を結ぶ区間では海底トンネルを掘り、淡路島と徳島間は長大橋を建設する計画で、総工費は数兆円に上ると見られているそうです。先の瀬戸大橋は1兆1300億円かかっています。確か橋の全長は10㎞足らずだったと思います。
そして調査費は74年度から34年間で、41億円が既に使われているといいますが、私はこの四国新幹線構想を聞いたことがなかったか、全く失念しています。
今になっては遅いのですが、瀬戸内海に3本の橋はいりません。ましてや四国内を走る新幹線も不用です。有り難いことに今となれば、四国内も高速道路網がほぼ完備されました。高松から大阪へ行くのにも、瀬戸大橋線マリンライナーで岡山まで1時間。新幹線に乗り換えて新大阪まで約1時間。地下鉄に乗り換えて「なんば」まで30分。
これもバスで難波まで行くと、同じく3時間です。先の新幹線の岡山接続の待ち時間で、両方とも同じ所用時間です。仮にこの四国新幹線が着いて時速300㎞で走ったとしても、バスの往復6,000円余の優位さには追いつけないと思います。