第2123回

新入社員は「終身雇用」を望んでいる

日本能率協会が23日発表した、今年の新入社員の意識調査で、新入社員の3人に1人が終身雇用を望み、上司とのつき合いを深める方法として、社員旅行を挙げる人が7割もいたというのです。へぇー。

調査では「定年まで勤めたい」とする人が33.4%と最も多く、企業が新卒採用を絞った2004年調査を9.4ポイント上回ったそうです。「場合によっては転職したい」が27.3%、「いずれは家庭に入りたい」の10.6%がこれに続いています。

また意識調査で、就職活動への取り組みでは、「正規雇用を目指して就職することを最優先に考えた」が76.3%と、気に入った会社や仕事でなければ「フリーターになる覚悟だった」の20.8%を大きく上回ったのです。

上司との人間関係構築のため有効と考える方法は、複数回答ではありますが、「飲み会への参加」(88.6%)でトップ。「社員旅行」(70.4%)、「運動会」(50.1%)も上位に入っていました。休日を潰して参加するかどうかは、定かではありませんが、「復活」という活字が飛び交います。

統計ですから、このまま鵜呑みにも出来ませんが、企業側も働く社員もここへきて意識が変わってきていると思います。現にわが社も昨年の7月から、経営指針書の中で正式に「終身雇用」「年功序列」を明記しました。20年前に帰ったわけです。盛和塾・稲盛和夫塾長の教えでもあります。

私も大学生の頃から、欧米の成果主義経営に感化を受けて、創業から数年経ったところで、「近代経営」を目指したわけです。聞きかじりの経営学でした。本質を捕まえることなく、上っ面のいいところだけを自分の都合に合わせてつぎはぎ採用していたのです。

遅まきながら、原点回帰で残りの4年間、まっとうな社長業に精進しょうと思います。

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