第1888回

プロ野球通算2000本安打を達成した広島の前田智徳選手

前田智徳選手といえば、度重なるアキレス腱断裂という怪我のイメージが大きいのですが、プロ野球界の打者ステータスである2000本安打を中日戦で、史上36人目に達成したというから、やはり「孤高の天才」でしょう。

広島生え抜きの2000本安打を達成と言えば、鉄人衣笠祥雄(彼はどうして監督にならないのか不思議だ)、2度の監督経験者山本浩二、野村謙二郎選手に続き、4人目の快挙です。マイナーなイメージがついて回る地方球団にあって、やはり前田智徳選手はカリスマ的人気の的です。

前田智徳選手は、90年に熊本・熊本工高(川上哲治元巨人軍監督の母校)からドラフト4位で広島入団。1990年6月6日のヤクルト戦で初安打を放って以来、プロ18年目、1895試合目での偉業達成と聞いて、右足そして左足と両アキレス腱断裂、その他度重なる怪我との戦いの末の大勲章は、あっぱれと言いたい。

人に負けない努力をすると目標達成が出来ると言いますが、酒を飲まない前田智徳選手は、自宅や遠征先のホテル帰って食事を挟んで、「素振り」の練習をするのが日課だと聞きました。寝るのが通常朝の4時だそうです。

たぐいまれな打撃センスとバットコントロールは、衆人の認めるところですが、それにもまして、怪我をしながらも1年間通して結果を出すというのは、われわれ経営者の真に見習わなければならないところです。取引先が倒産したから、出店が失敗したから赤字計上もやむを得ないと考えるのは、まだまだ打率3割・2000本に、ほど遠い私の愚考です。

身長175センチ程度の体格で、18年間の選手生活で、打率3割を超えたシーズンが11度と言うのが、努力を物語っています。これは現役で最多というから、やはりプロ野球でコンスタントに記録(結果)を残すことは大変なことのようです。彼の努力を真似たい。

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