一気に秋になり柿が美味しい季節になりました

一気に寒くなり、医院には老人患者が増えています。午前中ですから老人が多いのですが、午後からになると就学生の来院が多くなると思います。つい数日前の10月末、観測以来初めての10月の夏日とか言っていましたが、本当に寒くなりました。クマさんも冬眠準備に忙しいのか、手っ取り早いエサの獲得のために人里へ近づいています。学習能力が高く、一度味わった人の食べモノが忘れられないのでしょう。
稲盛和夫塾長の著書を読んでいますが、「四十年サイクルで訪れた日本の破局」と言う説が印象的です。封建社会から近代社会へと脱皮するために、日本は明治維新という無血革命を体験します。1867年に大政奉還が行われ、明治維新が始まりますが、それから約四十年後(正確には三十八年後)の1905年、日本は日露戦争に勝利し、日露講和条約が締結されます。
それから40年後1945年が、太平洋戦争の終戦です。奈落の底へ落ちるように世界中から袋だたきに遭い、それまでに拡大した領土の樺太・千島・満州・朝鮮・台湾の全てを失い、江戸末期と同じ四つの島に押し込められ、しかもその島々は空襲で灰燼に帰してしまいました。終戦から四十年後の1985年、円高容認のプラザ合意がなされます。日本の勝ちです。
それからさらに四十年後が2025年でしたが、稲盛和夫塾長は2022年8月24日帰らぬ人になり、回答は聞けぬままになりましたが、2019年頃から新型コロナウィルスの流行に伴い、世の中はがたがたになってしまいました。2025年はコロナは治まっていますが、世界中に感染拡大し、トランプ大統領でさえ感染して正常に機能しない時間がありました。勝ちも負けも、もはや論ずる時代ではありません。
戦後のあの廃墟のなかから、経済的な復興を遂げて国民を豊かにしたいという願望、努力の成果はもう十二分に出ています。にもかかわらず、我々のスローガンは未だに変わっていません。もっと豊かになりたい、さらに生活者大国を目指そうとしています。つまり、欲望の肥大化は再現もなく続いているのです。それは、利己的欲望の肥大化に過ぎません。以前は軍備で滅びましたが、このまま自分を見失っていると、今度は経済で、欲望の肥大化で滅ぶことになります。
秋は収穫の季節です。クマさんでなくとも、美味しいモノを探しています。隣の溝渕啓二さんから、甘柿の富有柿を頂きました。一方自分たちでも渋柿を産直店で買い求め、「美味しくなーれ」と吊してみました。笑い話に、皮をむかずに吊すだけの人がいると聞きましたが、皮は今も昔も剥いた方が美味しいと思います。
蛇足ですがホームページが引っ越しして、迷子の読者が迷惑していると聞いて恐縮しています。落ち着くまで2~3週間はかかるようですが、『0066.jp』で検索するように聞かれたら伝えてください。