第8779回

米調査機関が発表 米国より中国への好感度が上回る

日頃小欄は、ローカル・旬・褒める話題を中心にしていますが、今日は柄にもなく大きなネタをテーマとしています。小欄には似つかわしくない、掟破りのテーマであります。さて米国調査機関ピュー・リサーチセンターは15日、米中両国のイメージについて、36カ国・地域で今年2月8日~5月13日に、約4万2千人を対象に実施した世論調査の結果を発表しました。

うち日本を含む20カ国分をまとめた結果では、「中国に好印象を持つ」と回答した成人の割合が46%で昨年より8ポイント上昇。米国に対する好感度は、12ポイント下がり36%となり、米中で逆転した。それはそうだろう、かみさんもあんな馬鹿な大統領を支持する国民がまだ40%もいるアメリカ自体を信じられないと嘆いていた。私も全く同じ意見だ。

一方中国に関して37カ国・地域で同時期に実施した調査でも、アフリカや中南米を中心に多くの国で、中国を好意的に見る人が否定的に見る人を上回った。アジア太平洋地域では、パキスタンで中国に好印象を持つとの回答が90%に達したのに対して、日本では88%が否定的で評価の二極化が見られた。近所ほど仲が悪いというわれわれ世界の常識が、調査でも浮き彫りになった。

日本はアメリカ贔屓というか、戦後復興でもアメリカの庇護の下で成長してきたという恩義から、アメリカ大好き派が多かったと思います。中国は日本に対して、規模が大きいから何事もごり押しするというイメージでした。そのくせ、小さなことまでせこい。例えばシャインマスカットは、日本特産の美味しいブドウの改良品種ですが、いつの間にか中国産が市場を席巻している。

現在「抹茶ブーム」が世界中で沸き起こっていますが、中国がわがもの顔して「原産は中国です」と喧伝する。輸入した日本の新幹線システムも、改良版を世界に輸出している。日本も戦後復興の過程で、欧米の技術を真似して産業を興したという経緯があることを私は否定しません。しかし、なんとなく中国のやり方に好感は持てなかった。

今のアメリカというより、むしろトランプ政権は、世界のリーダーとして資質は全くありません。極めつけは、サッカーワールドカップ北中米大会でのトランプ大統領のスポーツの世界への介入、これが許せないという日本人が何と多いことか。通学路を歩く子どもたちも、こんな悪いことを比喩しながら歩いている。サッカーは、ボール一つで老若男女が分け隔てなく楽しめるスポーツです。自国に有利になるためなら世界の常識まで変えようとするトランプ大統領に対し、世界中からようやく『そうではない』という異議の声が上がり始めたことを示す世論調査だったのではないかと思います。

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