香川商業会7月例会へ参加

香川商業会(対馬健三会長)から、例会へのお誘いを頂いた。私が、『出作熊野神社』の責任総代をやっていると会長日記で読んだらしい。7月例会は『千年の技千年の美檜皮葺』と題して、株式会社村上社寺工芸社・代表取締役村上貢章氏の講演でありました。ホームページが送られて来て、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている伝統技術で寺社仏閣の屋根を葺く『檜皮葺(ひわだぶき)』を先祖伝来続けている村上貢章氏の話を聞くとなったようです。
私も『出作熊野神社』の責任者として、本殿社殿の建物のことは不動産仲介の仕事がら関心を持ってみています。ただし、現況も瓦葺きで今後の檜皮葺や茅葺きなどは考えていませんが、まず関心を持ち、『出作熊野神社』総代を3名誘い出掛けました。香川商業会は経営者団体で、会員のその業種は様々です。今月の例会は、もう少し神社関係者に呼びかけたら、参加者が増えたと思います。
あとで知ったことですが、村上社寺工芸社は3年かかりで讃岐國一宮田村神社の吹き替えを、35年ぶりでやっているそうで、そう言われると私も足場のかかった拝殿を見ています。あれが今年12月に完成するようで、詳細を伺ったあとのお披露目は、一層興味をそそられます。讃岐國一宮田村神社関係者から、総工費3億円と聞いていました。
われわれは村上社長の話を聞いて、質疑応答後に失礼しましたが、商業会は村上社寺工芸社からのワークショップ(体験型講座)に見入っていました。檜皮葺の実際を、縮小版の屋根を持ち込んで実践しています。確かに細かな手作業で、屋根面積500坪というと、何年もかかるというのは素人目にも分かります。寺社仏閣といいながら、現代で檜皮葺が出来るのは国宝級の建物です。
私は檜皮葺の原料の調達が、難しいと思います。檜の木から樹皮を剥がすのですが、これがまず職人技で上手に剥がせばまた数年後には樹皮が出来るのだそうです。生かさず殺さずはぎ取るのですから、これは大変です。檜の三寸四寸柱となると、植林から80~100年は必要ですが樹皮はこれに比べると成長が早い。しかし切り出す手間暇考えたら、道路も重機も卓越した職人が必要です。
しかし国宝級の建築物でも、屋根職人はまだ恵まれていると思います。内装を手がける例えば左官職は、仕事がないことも重なり人材が枯渇しています。大工仕事の彫刻職人も、仕事が減っています。その点屋根は、まだまだ脚光を浴びているのではないでしょうか。いずれにしても今も檜皮葺の屋根は、讃岐國一宮田村神社や金刀比羅宮で今も使われている。清水寺も、言われるとやはりすばらしいモノです。材料から職人から、すべてメイド・イン・ジャパンです。