石破茂首相が辞任改めるは国会議員の己の心のあり方では
先の衆議院選挙や今回の参議院選挙で大敗した自民党、そのトップの石破茂首相(自民党総裁)が党内の圧力に抗して頑張っていたが、7日夕に辞任を発表した。私は苦労してその座に就いた、石破茂内閣総理大臣誕生に期待していた。どう見ても先の安倍晋三元首相のような格好良さはなく、泥臭い田舎のおじさんの風情だが、そんな例はわが香川県出身の大平正芳元総理にもあった。
選挙の責任は自民党総裁にもあるが、幹事長止まりにして置かないと今の政党政治では収拾が付かない。平均と言ったら語弊があるが、日本のトップ総理大臣は総じて短命だ。安倍晋三元首相は在位3187日、9年足らず賢明に励みそのあげく凶弾に倒れた。多くの国会議員は、安倍晋三元首相を悪く言わない。途中のいろいろは不問とし、最後は一命を憲政に捧げたことを美化する。
郵政民営化という大義名分を成し遂げて引退したにもかかわらず、最近なにかと話題になっていた小泉純一郎元総理大臣は在位1980日(5年余)、福田康夫首相は365日、いまだに派閥の首領を自認する麻生太郎内閣総理大臣は358日。その後またぞろ民主党鳩山由紀夫内閣266日、菅直人首相452日、95代野田佳彦首相482日と世界規模で俯瞰すると自民も非自民も短命だ。
私は菅義偉首相や岸田文雄首相にも、もっともっと頑張ってもらいたいと考えていた。国会議員の最高職は総理大臣か国会議長になるが、国会議長は運良く長く在席できた議員がなるのでいいのだが、総理大臣は運だけ実力だけではその任に選ばれない。見えない神の手が、この生成AIの時代だが、介在するように思う。恐らく次の総理大臣候補連が、ジリジリしていて政局にしているのだと思うのだが、読者のみなさん次の候補が腰を据えた長期政権だと思いますか。
誰がなるかも大事だが、安倍晋三元首相ほどに10年とは言わないが、長期政権が日本の安定成長につながると私は考える。決してながきが全てを解決するとも思わないが、政治の世界も賽の河原の石積みのような小さな実行が結果として大きな擁壁となる。頂点に押し上げたら下ろすことを考える前に、その態勢を続けることは考えられないのだろうか。
私はここに人間としての、三毒がありはしないかと思うのです。お釈迦様は人間には邪悪な心に属する『煩悩』があり、煩悩の中で一番強いモノが『貪欲』『怒り』『愚痴』の三毒だとおっしゃっています。われわれが生きていくためには、どうしても自分の肉体を維持していかなければなりません。肉体を維持していこうとするには、自分が独占しようという利己的な思い、つまり『欲』が必要なのです。
また自分に危害を及ぼすモノに対して抵抗しようとする『怒り』、同時に自分が満たそうとしている欲望に対して、それが満たされなかったときの『愚痴』、つまり『妬み』『怨み』というネガティブな思いを心に抱いてしまうのです。また、「あいつはけしからん奴だ」といった怒りも頭をもたげてきます。更に上手くいかなければ、うまくいっている人に対する嫉妬、妬みというモノが生まれて来ます。放っておくと、人間にはこの三つしか心の中に現れてこないのです。
政治家は信念の人が多い、そうでなければ政治家にはなれないから。がしかし反面『煩悩』が強すぎる人がいる。私は衆参議員数が多すぎると思うのだが、多い人一人一人が人間のポジティブな優しい思いやりをほんの少し持つことが出来ないかと残念に思う。石破茂首相(自民党総裁)が、悪いのではないのです。