第4914回

野党連合統一候補擁立は参院熊本から

来年夏の参議院選挙に向けて、共産党は、熊本ですでに擁立を決めていた候補者の取り下げを決定しました。野党は、全国で初めて統一候補の擁立で合意しました。これまで必ず独自候補を擁立していた共産党ですが、共産党が独自候補を捨ててまで、大同小異の野党連合候補を応援するのです。

民主党熊本県連・鎌田聡代表:「それぞれの党の手続きがあると思いますが、基本的にそういう(統一候補擁立の)方向で、きょう確認させて頂きました」。 統一候補を擁立するのは、民主、共産、維新の党、社民などの野党各党です。

15日に熊本市内で地方組織が初めて会合を開き、合意しました。共産党はすでに独自候補を発表していましたが、野党結集に向けて取り下げることを決めました。熊本では、安保法制に反対する市民団体などが来年夏の参院選での野党陣営の一本化を要望していました。参院選・熊本選挙区には、自民党の現職がすでに出馬を表明しています。

また違うネットページでは、民主党、維新の党(新党参加者を除く)、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの4党の協力を想定し、(1)大半の選挙区で候補者を一本化した(2)比例代表向けの4党統一名簿を作成した(3)改選1人区を中心に、共産党とのすみ分けも実現したという前提で試算した。という記事も目に飛び込んできました。

野党が最も躍進したケースだと、4党は改選121議席のうち57議席を獲得し、自民、公明両党の計52議席を上回る計算になります。知識人は「安全保障関連法への反対運動は成立後も続いており、野党にとっては追い風だ。勝敗のカギを握る1人区(計32)では、自民党が半数以上の選挙区で敗れる可能性もある」と指摘しています。

ただし、非改選組を合わせた参院全体の勢力(242議席、過半数は122議席)をみると、まだまだ自公与党の優位は変わらないのです。それでも野党連合で、このような合意がある程度続くと、自民党の一党支配にある程度の影響を与えると思います。

私は自民党員ですが、やはり2党政治が望ましいと思います。それは必ずしも与野党対決ではなくても、保守2党の戦いもあり得るのでは。香川2区の玉木雄一郎(民主)衆議院議員もそのような発言をしているようですが、いずれにしても一党独裁は中国と変わらなくなります。

民主主義は、金と時間がかかるのです。経済や治安が上手く行っている内は良いのですが、バランスが崩れてくると収拾がつかなくなります。時間を掛けても、国民が「政治は自分達の生活の安全安心のために一生懸命やってくれている」と思うような政治をどうぞお願いします。

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