第8440回

ハープという楽器を身近で

世の中には多才な人がいるもんだが、今日の主人公は「ハープの美しさと優雅さに中に、ジャズ特有のスリルと力強さを織り込むジャズハープの世界を醸し出す古佐古基史(KOSAKO MOTOSHI)さん。珈笛画廊・ほのほ(高松市中野町)でのSole Harp Concert、私は昼の部を拝聴しました。ハープという楽器は本来、「美しいドレス姿の女性が優雅に弦を指で奏でる」と思うのですが、古佐古基史さん少し違いました。

経歴を見ると、松山市出身で3歳からクラシックピアノのレッスンを受け、9歳から12歳まではブラスバンドでトランペットを演奏。進学校愛光学園に進学後は柔道と並行しロックギター、東京大学ではジャズギターを独学し、在学中にはプロのジャズバンドでも活動。東大医学部保健学科で保健師と看護師の資格を取得し、1年間同大学医学部付属病院に勤務。1997年訪米する。

何と多彩な才をお持ちかと思うのですが、ハープ(500万円以上)をマイカーの助手席から後ろに固定し、今日のようにどさ回りをしている。日本では実家の松山に置いてあるようですが、ハープも高額品になると1~2千万円するそうで、「家1軒分を持って回っています」。何とも様変わりな御仁だが、外見は至ってさわやか。女性のハープ演奏者に対して男性者は、Gパンに色ワイシャツ。いでたちも少し違います。

音色の表現に苦労するのですが、全体に『独自色』が漂い、これまで誰もがなし得なかったハープの演奏世界を作り上げています。ハープを手前に少し傾けて、右肩で受けて、足も7弦を操るのです。操ると言っても、ONとOFF、足で踏むとカムがかんで、半音変わるというのですが勿論私には分かりません。右手はギターの弦操作の旋律を入れたり、表現に苦しむのですが左手は、本当に押したり引いたり摘まんだり、多彩です。

日本へはこうした演奏会のためにやってくるようで、日頃はカリフォルニアの自宅ですがここは、市街地から50㎞ほど離れたシエラ・ネバダ山脈の麓のファームだそうで、土木建築・自動車修理・農場設備の設置など、また山羊や豚、鶏など家畜の飼育と有機野菜の栽培にも取り組んでいるようです。音楽家としての充実した社会活動と、自然の中での持続可能で自給自足性の高いライフスタイルの融合を試みているなど紹介されています。

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