第3916回

21世紀の能力~悪戦苦闘能力を身につけよう!~

これは、九州ルーテル学院客員教授大畑誠也氏の講演タイトルです。実にタフな先生です。言葉は熊本弁ですが、わが母は熊本生まれですから、熊本弁はよく理解できます。むしろ本人が言うように、標準語より言葉に言霊があります。

熊本県教育委員会に籍を置き、6校校長を務め、その一つ一つで大きな成果を出しています。まず1995年天草東高校校長赴任していますが、当時天草3島に11の県立高校があったそうです。そんな馬鹿なと、私も思います。香川県の小豆島にも2つの県立高校がありますが、これでも多いと思います。卒業生も言っていましたが、中学校からそのまま県立高校へ、ほぼ無条件で入ります。

天草の人に言わせば、天草東高は熊本県立とは考えていません。天草町立とみなさん考えています。何が何でも分校にして廃校になって貰っては困る。しかし学生が激減している。結果、164人の生徒を215人まで増やし、評価を受けたそうです。

次は菊池高校へ1998年ですから、21世紀が目前にと、取りざたされた頃です。もう少しで21世紀と、いろいろなところで言われたのを、私もはっきりと記憶しています。ビジネス界では、コンピュータの誤作動が一番心配されました。

大畑校長は、どの学校でも同じように人間教育をしました。今の時代「やる」が欠けている。情報公開が常識になった昨今、21世紀は「本もの」の時代。「悪戦苦闘能力」は作家立花隆氏の言葉ですが、情報公開が進む次世代に求められる能力はこの「悪戦苦闘能力」です。苦しまずに一人勝ちする業種業態は、あり得ません。

具体的な「悪戦苦闘能力」とは、①挨拶②体力③感性④集中⑤思考の5つからなっています。21世紀に通用する人間を育てる。21世紀のリーダーが誕生する。人間関係が大切だと訴えました。人間関係の基本は親子関係です。家庭において朝挨拶が出来るか出来ないか。まず挨拶調査をしました。

就任すぐの4月12日39.2%であった親への挨拶率が、3年後には93.8%になっていた。親がいないものは家族に対して挨拶をする。逃げを許さず梵字徹底させました。

挨拶は人間関係を作る第一歩であります。人間関係づくりは、親子関係が基本であります。親子の挨拶は、夫婦の挨拶の真似からはじまる。また挨拶はコミュニケーションのスタートラインでもあります。人間が生きていく上で一番大切なことは、信頼である。これは会話の中から生まれる。(藤本義一氏の言葉)

人の成功の85%は人とうまく交流していく能力による(デール・カーネギー)

挨拶と笑顔は能力である。この後は熊本商業高校、全国的進学校の八代高校、第一高校、盲学校へ校長として赴任した。私が次々と難高へ行くのは、結果を出したからです。教育の現場でも、努力した一生懸命働いたでは、通用しないのです。「結果」が全てです。

家庭教育の最大の責務は、人間関係をきちっと作れる能力を養うこと。答えは現場にあり。真実は現場にあり。問題解決の糸口は現場にあり。成功は現場からしか生まれないのです。

「大きな声」が成功の分岐点。「大きい声」の挨拶は心を本気にする。現代の若者はきつい眠いとすぐ疲れる者が多いが、食生活にも原因があるように思う。バランスよい食事は頭(脳)のはたらきをよくする。人間の意欲・根性・勇気は食物がその源泉である。

感性=人の気持ちがわかる人=体験→「家の手伝い」①家での存在感役割の自覚②仕事の段取り手順の理解③感謝思いやり心育成。それは体験の日常化につながる→生産活動のへの参加①正しい勤労観②正しい職場観→生きる喜び

成果の8割は段取りできまる。評価されるのは、知識ではなく行動・実践である。また目標→すべてはこうしたいという思い(考え方)から出発する

① 思い・・・心の中で浮かんでは消えるもの、その場限り ①経験

② 想い・・・一定の方向と持続性を持ったイメージ ②褒める

③ 念い・・・自分の考え理念哲学生きる指針になったもの

① 聞く・・・自然に耳に入れる

② 聴く・・・耳を傾けて聴く注意して聴く

③ 効く・・・効果があるかなう実現する

目標達成のポイント①書く…記録

②見る…確認

最後に「意気」。意気に感じる人とは?①返事が早い人②すぐ動く人

大きな声の「はい」が言える人は着手が早い

高松商工会議所主催のセミナーでした。教育界も変わっているようだ。

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