第8359回

ユーチューブYouTubeチャンネルで観る『竹取物語』

このところ朝のトレーニング中には、ユーチューブYouTubeを観ています。壁の少し高いところにテレビを据えて、もっぱらユーチューブチャンネルから適当に番組を選んで観ています。システムとして、前に観ていたジャンルと似たものがまず出てきます。今日は『竹取物語』の解説動画が、先頭に出てきました。前に『古事記』や『日本書記』を観ていたからでしょう。

『竹取物語』は、日本最古の物語文学とされる作品で、平安時代前期に成立しました。物語の主人公は「かぐや姫」で、竹取の翁が光る竹の中から見つけた美しい3寸の少女です。番組の中では『3寸』の『3』には深い意味が込められていると述べられていますが、とりあえず彼女は成長すると絶世の美女となり、多くの貴族や帝から求婚されます。が、すべてを拒み最終的には月へ帰ってしまうという幻想的なストーリーです。この物語は、日本の昔話や伝承に影響を与えただけでなく、現代でも絵本や映画、アニメなどで親しまれています。

コーパイロット(マイクロソフト社が無料で提供しているAI)が、このように解説してくれています。続いて物語のテーマは何ですかと聞いてみました。

『竹取物語』のテーマには、さまざまな要素が含まれています。主なテーマとして以下のようなものが挙げられます:

• 無常観: かぐや姫は地上の世界に愛着を持ちながらも、最終的には月へ帰らなければならない運命にあります。この展開は、人生の儚さや人間の力では抗えない運命を象徴しています。

• 求婚と試練: かぐや姫に求婚する貴族たちは、それぞれ難題を課されます。これは、理想の女性を得るためには試練を乗り越えなければならないという価値観を示しています。

• 異世界との関わり: かぐや姫が月の世界の住人であることは、地上とは異なる世界の存在を示唆しており、神秘的な要素を持っています。

• 帝と人間の限界: 帝はかぐや姫を愛し、彼女を地上に留めようとしますが、結局は叶いません。このエピソードは、人間の力ではどうにもならない運命の存在を強調しています。

ユーチューブの中でも、同じように解説されていますが、最後にこの物語の主人公は竹取の翁、その名は『讃岐の造』さぬきの造(みやつこ)。物語の冒頭に「名をば、さぬきの造となむいひける」と記されており、讃岐の地名に由来すると考えられています。この名前には、讃岐国に住んでいたことや、朝廷から命じられた村の長であった可能性が示唆されています。

登場人物は多く出入りしますが、最初から最後まで存在し、中心的役割を果たしています。そしてこの人の行動が、栄枯盛衰を表現していて、かぐや姫を得てから財に恵まれますが、人間の煩悩をそのまま形にしているように感じました。作者不明ですが、讃岐のヒーロ空海ではないかという説もあるほど。仏教の訴える人間の性も見事に織り込んでいます。『竹取物語』はおとぎ話とばかり考えていた私は、驚いたことは言うまでもなく、改めてユーチューブYouTubeチャンネルの奥深さ、人智の才の深さを改めて認識しました。商業放送でもこれまでの深掘りはしていなかった、そんなふうに感じる作品でした。

電話で相談 メールで相談