第3787回

国土交通省主催中古住宅流通活性化セミナー予告

夏から取り組んでいる四国中古住宅流通促進事業協議会(略称四国連携)ですが、今月9日には四国新聞に大きく取り上げられて、それをご覧になった読者から、売却の相談がありました。文政4年でしたか、江戸時代に建てられた庄屋邸ですが、中古住宅としての価値はなかなか思わしくなく、古民家再生をやろうとしている四国連携にお声が掛かりました。

とりあえず豪邸を拝見するために、古民家鑑定士(実は私も古民家鑑定士ですが)と都合3名で東かがわ市を訪問しました。築後300年近い古民家ですが、一部を今風のモダンな住宅にリフォームしています。離れた場所にモダンな家を新築して、古民家はそのままと言うのが、理想型ですがそれは昨今では希有なことです。

皮肉なことにリフォームも奨励している四国連携ですが、こと古民家に関しては、リフォームが難しいのです。古きを訪ねて、古来からの材料技法でリフォームすると良いのですが、それには通常の数倍の費用が掛かります。生活水準よりも文化的価値の追求ですから、地方公共団体の手に委ねるしか方法がありません。

しかし地方公共団体も、文化財保護の予算は多くを持ち合わせていません。しかるに、歴史的価値を見いだしてくれる人に仲介するのが望ましいのですが、普通の流通チャネルにはそのようなお大尽はいません。ここに古民家再生木機構の出番があるのです。組織をあげて四国連携古民家再生第1号となるのか。

ところで表題のセミナーに話しを戻しますが、われわれ四国連携など国土交通省の募集に応じて採択された組織の活動とは別に、国土交通省が独自に中古住宅の流通活性化を啓蒙するセミナーを全国数カ所で開催しています。その内の一つが、今月29日(木)にあなぶきホールで予定されている「不動産流通市場活性化のための講演会」です。

14時から16時30分まで、髙松4度目の国土交通省土地・建設産業局不動産業課不動産業政策調整官小林正典氏や日本大学中川雅之教授などの話しが予定されています。恥ずかしながら、四国連携の中間報告も私が15分話しをするように指示を受けております。国土交通省は持続可能な住宅行政として、新築住宅中心のこれまでの方針を180度転換し、「中古住宅」に軸足を移したと言っても良いと思います。

小林正典氏はいつも言います。「政権が替わってもこの政策は変わりません」。私も中央官僚とは付き合いがありませんが、この小林正典氏は熱い男です。彼なら本当に言っていることを達成してくれると私は頑なに信じています。どうか皆さん、入場無料です。ご来場の上、熱い話を聞いてください。

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