第3312回

辛坊治郎のそこまで言っていいんかい

香川銀行の香川ニュービジネスクラブ交流会が、高松国際ホテルで開かれました。ゲストにニュースキャスターの辛坊治郎氏を迎えて、大変な数のお客様を招いています。開催のたびに、ゲストの名前で参加者数が分かれます。今日は大勢です。

冒頭遠山頭取から、香川銀行の現状報告がありました。23年3月期のミニディスクロージャー誌を示し、預金残高、貸出金残高、コア業務利益、当期純利益などの紹介がありました。特に4%を求められている自己資本比率は、10%を越えて順調に推移している旨の報告でした。

また香川ニュービジネスクラブ(KNBC)と、提携先のとくぎんサクセスクラブが共同で作った冊子が配布されており、偶然近くにいた兜修(高商同窓生)に指摘され、「定期借地権付煉瓦の家分譲住宅の為の土地の提供者情報と建築パートナー募集」という、私が書いた原稿が写真付きで掲載されています。

辛坊治郎さんの話は、退屈しません。独特のキャラクターで、誰からも好感を持たれていると思います。頭の切れも鋭くて、大阪府知事選に出るという噂は120%ないようです。それでも橋本府政を高く評価し、菅直人首相にこれ以上政権を委ねたら、日本は破綻すると話していました。

菅さんが突き進む「チキンレース」(公債特例法の成立がなければ国債の発行がこれ以上できない)の行方は、菅さんが自民公明などの野党に勝つだろう。つまり正面衝突は、野党側から避ける(逃げる)だろうという読みです。その先には9月解散も、言われています。

報道陣の姿勢についても苦言を呈し、みずからその渦中にはまってもがく姿も浮き彫りにしています。著書に「中国この腹立たしい隣人」があるそうで、GDPが互角の日本と中国で、税収は41兆円と110兆円の開きがあることも紹介しています。

中国が建造中の2隻の航空母艦や宇宙船の建造など、税収の違いがパワーの違いと言わんばかり。列車事故の後始末や、その高速鉄道の特許(他国から手に入れたもの)を欧米で申請するなど、常軌を逸している中国ですが、ここにも鋭い切り込みを入れています。

最後に彼も主張し、私も日頃から腹に据えかねている問題。国会議員の誇りのなさ。橋本大阪府知事は、大勢の恨みを買って、10年間続いた府政の赤字を初年度から黒字化しました。大勢の恨みでそのうち刺されるだろうと辛坊治郎は言います。政治家はその位の人でなければ務まらないとも。

次の選挙の当選だけを考えている今の国会議員では、日本は決して良くならない。その質を落としたのが、衆議院議員総選挙について1996年以降行われている小選挙区比例代表並立制(しょうせんきょくひれいだいひょうへいりつせい)であり、小選挙区制と比例代表制の2つを並行して行う選挙制度であります。

小選挙区で落選した候補が、比例代表で復活当選するわけです。それで衆参両院のねじれです。日本人の心の中には邁進したらいかんぜよという自制心が強く、衆議院で民主党が大勝したら、次の参議院では自民党系(脱民主党)が過半数を獲るし、また逆もあります。

小選挙区制度であれば、議員は選挙区にへばりついていなければ、次の選挙には勝てない。つまり展望がないところに、希望や未来がないのです。私もこの選挙制度が、今の衆参国会議員を小さくしていると思います。選挙区も大事ですが、身を粉にして国のために働く議員も私は必要だと思います。

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