魚つりが私の習慣を変えたのだ





世の中全体が、まだお盆休みのようです。車の通行量も明らかに少ないし、回転寿司などの人気店には、老若男女の長蛇の列が続きます。夜は回転寿司やバイキングが長蛇の列ですが、昼間は何と言っても、「さぬきうどん」ですね。早い安い美味いの三拍子揃った、三方よしです
「さぬきうどん」の今昔といいますか、昨今の傾向としては、小から大へと流れが変わっています。一昔前であれば、隠れた車の通りかねる場所にある一軒家「松井製麺所」的な店が人気店でしたが、今は、大通りに面した大型店が人気です。当然車も沢山置けますし、土曜日曜祝祭日も営業中です。第一、これが昔と違って美味いのです。
また流行として、環境保護の見地から、「マイ箸」持参者へ、いま揚げたばかりの「揚げ竹輪」等がサービスされています。もちろんほんの一部の店に、限ったことです。
ところで数日前に、香川県庁の食堂へ、香川県下で伐採された間伐材で割り箸を作って納品したという環境美化キャンペーン記事が掲載されていましたが、私は「マイ箸」使用が、より進んだ環境美化キャンペーンではないかと思っています。
ところが毎日、こうして「うどん屋」へ昼食を食べに行っている訳ではありません。週の半分は母親との昼食ですから、「そうめん」にメニューが決まっています。食の細い母親のリクエストですから、否定は出来ません。自分が若い頃、そうめんを作っていて、暑い夏にこれを食したことを覚えているのだと思います。
そこで私も暇に任せて、「ダシ」を作ることにしました。きっかけの一つは、釣り師匠の谷森勉さんが、船上でアジの刺身を食べさせて下さいました。あの気配りが、胸に沁みたのです。母はダシに、必ず「酢」を入れます。この習慣は、今でも現在です。ならば手作りダシで、小豆島そうめんを食べてもらいたい。
早速出掛けて行って、スーパーマーケットで煮干しを買いました。このあたりでは、西讃詫間町沖合の伊吹島の煮干しが良いとされています。また昆布は迷いましたが、北海道利尻の昆布にしました。カツオの削りは、お中元で頂いたものが会社の台所にあったので、これを持ち帰りました。公私混同と言われそうですが、女房が畑で作ったキュウリで物々交換します。
煮干しには、新鮮な煮干しですから、「頭やはらわたは取り除く必要がない」と書かれていましたが、そこはそれ、料理人は手間を惜しまないのです。(本当は暇でやることがないのです)
それに椎茸を入れて、ダシを作って、冷蔵庫へ保管です。そして今日の昼、これを採りだして、醤油と、ミリンがなかったもので大吟醸を、量は感で入れて私が作りました。日記ネタにするなら、「分量のレシピを書かんといけん」と私は言ったのですが、「誰もそんなものは欲しがるまい」と妻に一蹴されました。
「なんの苦もなく手に入れられるものなら、だれがオリンピックの月桂冠を欲しがるだろうか。だれも、そんなものは欲しがるまい。」 Byギリシャの哲学者 ディオゲネス