カンブリア宮殿月曜22時テレビ東京日経スペシャル
村上龍がメインインタビューアを務める、テレビ東京の人気番組「カンブリア宮殿」で、徳島県上勝町の株式会社彩と、代表取締役横石知二氏と、菖蒲おばあちゃん等が取り上げられていました。
山に生えた「葉っぱ」を効率よく売って、年商2億6000万円を稼ぎ出す村での話しです。後期高齢者に、病院へ行くのではなく工場(葉っぱのある畑や山)へ行くことの徳と得と説くとを教えたのが、20歳で上勝町へ来た横石知二氏でした。
もちろん葉っぱ産業の誕生は、その数年後大阪の大衆寿司店「がんこ寿司」で、横石知二さんが同僚と寿司を食べていたとき、隣の席の美しい女性が、「紅葉の葉が綺麗」と言いながら、綺麗なハンカチにその紅葉を包んで持ち帰るというのを見てヒントを得たことから始まります。
テレビには紹介されていませんでしたが、ヒントがそのまま今のビジネスに発展したのではありません。一生懸命説得しても、初期に協力してくれた農家は僅か4軒と聞きました。私はその中の2軒が、「菖蒲おばあちゃん」ともう一軒の「小○おばあちゃん」だったのかと思います。いつも登場する主人公の2人です。
おばあちゃんにやっていることの意味を理解して貰うために、一張羅の服着せてバスに乗せて、大阪京都の一流料亭で、その「つまもの」がどのように使われているかを見せたのです。それから競争が本格化しました。成功するまでやり続けることですね。良いアイデアも、結果を出すまでは「タダの思いつき」です。成功して初めて、「良いアイデア」と言われるのですね。
私も昨年ご多分に漏れず、企業工場見学へ行きました。その時に感じたことを、昨年7月7日~9日の小欄で紹介しています。おばあちゃんの、「ちょっとは頭も使わないかん」という名ぜりふに、今回の番組も収斂されるのかと思います。
同じように外部からコンピューターシステムを貰った群馬のおばあちゃんは、今ではそのシステムを全く使っていません。上勝町のコンピューターシステムはバージョン2です。
毎日の稼ぎ、毎日の挙積、毎日の順位の確認が、電源オンのエネルギーです。必要な情報には毎日アクセスをして、そうでない物は、埃をかぶって部屋の隅に置かれると言うことは、自明の理です。箱物でなく、その中身に価値があるのです。