警備と教育と伝統行事の三すくみ
私の住まいする仏生山町は、1640年(今から380年前)頃に、徳川高松藩初代藩主松平頼重公に依って作られた門前町だと聞いております。それまでの生駒親正公から続く生駒家がお家騒動で、今の秋田県由利本荘市に移封され、その後水戸藩の殿様が高松に入り、現存していた玉藻城(高松城)やその周辺の町家を整備しながら、南に三里離れたこの仏生山町に菩提寺(法然寺)を作り、まちづくりに腐心されたと聞いております。
殿様は墓所を目立たないように軍事拠点化し、池と沼に囲まれた出城のように法然寺をつくり、町内も住民が食べていけるように『麺づくり』を奨励したと聞いています。御成街道と呼ばれる『仏生山街道』の脇には、『素麺所』や『醸造所』をつくり、町民が疲弊しない生活のすべを作ってくださいました。その面影が、法然寺境内でつくられている『そうめんやうどん』です。
さて本日のお題ですが、去る三日の土曜日に恒例の『門前まつり』が行われました。会場はこれまでの仏生山街道沿いの仏生山コミュニティーセンターや周辺の空き地(駐車場)を活用して、道路を一時通行止めにして開催していましたが、安倍晋三元首相狙撃事件などから、高松南署の見解が一層厳しくなり、道路を歩行者専用化する措置が出来なくなりました。警備の距離が長いのが、ネックのようです。
そこで考えられた代案が、仏生山小学校運動場と体育館を使う『盆踊り大会』のような門前まつりでした。私も聞いて驚いたのですが、小学校の校内と言うことで、アルコールの摂取、つまり会場内でビール焼酎酎ハイ等アルコールの提供が一切出来ないという事態になりました。まさか小学生にアルコール摂取をさせようと考えるむきはなく、それでも一切禁止になりました。
まつりにアルコールの提供がないという珍事も、今の時代だから当然というむきもありますが、断酒中の私ですらそれはやり過ぎだろうと思います。警察の言うことも、学校の言うことも分からなくはないのですが、まつりにアルコール類の酒がないのは、何とも「おいおい」と考えています。私は飲まないからそれで良いと考えるか、伝統行事だからと考えるか。
なにも自民党党首選挙の方針に加えよというモノでもありませんが、「まつりと喧嘩は江戸の華」とは申しませんが、夏まつりに酒は付きものです。それぞれが好き勝手を言い出したら、コミュニティーが崩壊すると心配します。これも時代だからと、容認するべきですかね。